特別編 氷霊王・バスズ(後編)

ナギに誘ってもらったカラオケ大会、いけなくなった祐一とあゆと栞。1月1日になると栞は氷霊王・バスズになり、現実世界が氷の世界になってしまう。止める方法は栞の心象世界にいって、悪い心を倒すしかない。栞の狂人化のせいでマスコミが来ている。このままだと、殺人容疑で逮捕されると祐一はあゆと栞と一緒に遠くへ行った。

あゆ:うぐぅ・・・寒いよ・・・。

栞:ディズィーさんの森なら、誰もこないと思います。

祐一:ディズィーさんに頼んでみようかな。

あゆ:ディズィーさんは優しいから了承してくれるよ。

祐一:秋子さん2世だな・・・。

あゆ:あっ、光ってるよ。ここだと思う!

祐一:とりあえず、急ごう。吹雪いてたら凍死してしまう。

ズボ・・・ズボ・・・。

栞:ここです!

祐一:とりあえず、ディズィーさんに頼むぞ。

あゆ:うん!

ドンドン。

祐一:ディズィーさん、祐一です。開けてください。

ガチャ・・・。

メイ:あっ、祐一・・・。

祐一:あれ?なんでメイ先生がディズィーさんの部屋に・・?

メイ:いたら悪いか?僕とディズィーとトフィーとファーマットだけの家だぞ。

栞:4人で住んでるんですか。

メイ:TVみたぞ、美坂妹が人を殺すとは・・・。詩音以上に怖いぞ。

栞:うぅ・・・、そんなこという人、嫌いです。

メイ:あはは!怒るなって。入っていけよ。ここなら誰も来ないよ。

祐一:ありがとう、メイ先生。助かるよ。

きぃぃ・・・。

明彦:メイ、お客か?

美輝:寒くて、外でたくないぜ〜。

行人:めずらしいね、こんな夜に客なんて。

祐一:あの・・・メイ先生の友達ですか?

メイ:そうだよ。

美輝:私は鬼丸 美輝、鬼丸飯店っていう中華料理の看板娘だ!

明彦:鬼丸飯店の隣の八百屋の太田 明彦だ。

行人:えと・・なんていうかな・・、藍蘭島に暮らした東方院 行人です。この子が僕の妻のすずとリンダです。

すず:よろしくお願いします。

リンダ:アカネイアの魔導師・リンダです。よろしくね。

祐一:ども、相沢 祐一です。

あゆ:ボクは月宮 あゆ。

栞:美坂 栞です。

明彦:この子が美坂 栞ちゃんね、殺めそうな目・・・してないのに・・・。

美輝:気にするな、私だって殺めた事はいっぱいある!

明彦:平気で車を破壊したり、歩くのに包丁もってるし。

行人:あんな人になりたくないな・・。

美輝:んだとガキ!

行人:美輝ぃぃぃ、首絞めてる首絞めてる・・・。

祐一:(この人の親の顔がみたいわ・・・。)

あゆ:これ、アルバムだね。

メイ:これ、ディズィーのアルバムだ。みてもいいよ。

パラパラ・・・。

あゆ:これ、メイ先生かな?小さいよ。

メイ:小さくて悪かったな、これは20歳のときのボクだよ。

あゆ:うぐぅ!?20歳!?まるでボクみたいだ。

メイ:あゆはきっと、30ぐらいになったら大きくなるんじゃない?

あゆ:30で・・・遠いよ・・。

ぽかぽか・・・。

ファラ:ぷはぁ〜、風呂上がりのジュースはおいちぃぃぃ!!

明彦:おいファラちゃん!服服!!

行人:うぎゃぁぁぁ!

プシュゥゥゥゥ!!

リンダ:行人くんが鼻血出して倒れてる!?

祐一:あんたら、本当に大人か・・・?

メイ:大きくなっても、性格は20年前と同じだよ。

栞:うふ、あはは・・面白い。

明彦:笑うなよ栞ちゃん。

すず:元気で笑顔が一番!

ガチャン。

ディズィー:ただいまです、ぱとかーが多いですね・・。

トフィー:あれ、あきやんたちも来てたんだ。

明彦:メイが酒飲もうってうるさくてな。

行人:酒の付き合いって感じかな。

ディズィー:そう、私も混ぜてください。

明彦:ディズィーさんはだめだ!酒飲んだら、子供みたいに泣くだろ・・・。

メイ:ディズィーの大泣きは近所迷惑だよ。

栞:泣かしたら、耳の鼓膜がおかしくなりそうですね。

ディズィー:ひどいよ・・栞さん。

あははははははは!!

ディズィーの家がすごく騒がしく、栞はバスズのことも、人を殺したとか考えることがなくなった。栞が笑うようになったのはみんなのおかげである。

メイ:祐一、酒飲めよ酒。

祐一:先生、俺とあゆと栞は未成年だぞ。

メイ:あゆ飲んでるぞ。

あゆ:あにゃ・・・祐一くん・・へんな顔・・・。

祐一:バカ!何飲んでるんだ!?

あゆ:目が回って・・・ゲロゲロ・・・。

祐一:おい!!!!ゲロ吐くな!!!

ファラ:あはは、一発芸するよ〜。ファ〜ラ〜フレイ〜。

パシィ!

明彦:ディズィーの家を燃やす気か・・・。

ファラ:あぅ・・・明彦が妻をぶった〜。

明彦:安心しろ、はりせんだ。

ガタン。

はぁと:やっほー!みんなぁ〜!

冴姫:いっぱいだね。

明彦:はぁとも冴姫も来てたのか。わざわざ東京から大阪に・・・。

栞:メイ先生、お友達いっぱいですね。

メイ:20年前、アカネイア大陸で旅してたらいっぱい友達作っちゃうね。

あゆ:アカネイア大陸ってどこにあるの?

メイ:この辺かな。

明彦:渦みたいなとこがアカネイア大陸にいける扉なんだ。

祐一:へえ。旅してみたいな・・・。

冴姫:ん・・・あなたは・・・美坂 栞。ヴァンリー!!

ビシャァァァン!

祐一:栞!?なんてことするんだ!?

はぁと:冴姫ちゃん、なんで撃ったの!?

冴姫:バスズの復活はさせない、炭クズにしてあげるわ!

祐一:くっ・・・。

メイ:やめんかぁぁ!!ケンカするなら外でやれ!

冴姫:・・・命拾いしたね・・・。

栞:祐一さん・・・。

ガクガクガク・・・。

祐一:お前、栞に手を出してみろ。女でも手加減しないからな。

冴姫:面白い、子供に負ける私じゃないわ。

美輝:いい加減にせぇ!!酒が不味くなるだろうが!勝負したいなら私も混ぜるぞ。

祐一:(殺気を感じないでください・・・。)

宴が終わって爆睡状態になってるみんな。栞はまだ起きていた・・・。

栞:・・・・さよなら、祐一さん。

ガチャン・・・・ガタン。

栞は祐一たちの迷惑をかけたくないから、1人で遠くへ行ってしまった。

栞:・・・祐一さん・・・。

どくん・・。

栞:うっ、だめ・・・心が痛い・・・。

どくん・・。

栞:いや・・・ドクドクならさないで・・・。これ以上・・・人を殺めたくない・・・。

どくん・・。

栞:いや・・・やめてぇぇぇぇぇ!

どくん・・。

そして、翌日・・・。

祐一:ん・・・あたた・・・酒飲んで・・・。

あゆ:祐一くん!大変!!

祐一:どうしたあゆ、何が大変だ?

あゆ:この手紙読んで!

祐一:ん・・・。

祐一さんへ、私1人で遠く遠く旅に出ます。私のこと、探さないでください。 栞

祐一:うそだろ・・・、栞・・・。

冴姫:まずいことになったわ、1人にしたら、あの子・・・関係のない人を殺めるわ。急いで探さないと。

明彦:栞ちゃんを探すぞ、祐一。

メイ:まったく、世話を焼けるな・・。

あゆ:祐一くん、栞さんを探そう。

祐一:わかった。栞・・・無事にいてくれ。

ピーポーピーポー。

久瀬:美坂 栞!大人しくしたまえ!

栞:ふふ・・・、雑魚ばっか。

警部:抵抗するなら、発砲する。

栞:どうしたの?いつでも撃ってもいいよ。私は・・・死ぬ覚悟はできてるから・・・あははははははは!!

久瀬:狂ってる・・・。

かさっ・・・。

久瀬:お前は・・・川澄。それに・・・倉田さん。

舞:どいて、あの子を眠ってもらう・・。

佐祐理:みなさん、離れてください。危ないですよ。

久瀬:・・・倉田さんがいうなら。

栞:うふふ、来たわねモンスターハンター。

舞:佐祐理、行くよ。

佐祐理:いつでもOKです。

シャキィィィィン!

久瀬:倉田さんの体に・・・剣が。

舞:栞・・・!!

すたたたたた!

栞:アイスチョッパー!!

キュィィィィィン!

舞:魔神爆雷波!

ドォォォォォン!!

栞:やるわね、これならどう?アイストーネード!!

ゴォォォォォ!!

佐祐理:さゆりんりふれくとー!!

キィィィィン!

舞:ありがとう、佐祐理。

カチャ。

バン!!

舞:あっ!

栞:うっ・・・。

佐祐理:久瀬さん・・・。

久瀬:これ以上、見ていられないでね。抵抗するなら、撃つ。

栞:に、人間の分際で・・・・。死にたいのか・・・死にたいのね・・・あはははははははは!!

久瀬:何がおかしい!!

バン!

キィィィィン!

栞:うふふ、豆鉄砲の弾でも飛ばしたつもりかな?

舞:やめろ久瀬!そんな物撃っても・・・勝てる相手じゃない。

久瀬:学級委員会会長であるボクに指図してるのか?川澄。

バン!バン!

栞:無駄だと・・・言ってるだろうがぁぁぁ!ノーザンクロス!!

ゴォォォォォォォ!!

ガチガチガチ・・・。

佐祐理:いけない!非難して!?ここにいたら凍っちゃうよ。

警部:全員、退避!

栞:アイスウォール!

ガチィィィィン!

栞:うふふ・・・、逃げられると思って。

警察A:ひぃぃ!体が・・・動かない!?

久瀬:くっ、美坂妹・・・ただで済むと思うな。

栞:雑魚が・・・ほざくな。ノーザンクロス!!

ごぉぉぉぉぉ!!

久瀬:ウォォォォォォォォ!!

コチィィィィン!

舞:久瀬!?

栞:・・・・斬!

スパァァァン・・・。どさ・・。

佐祐理:あぁ・・・・。

警部:首が・・・。

栞:うふふ、次は誰を斬るかな・・・。

ジュルリ・・・。

ギロッ。

シュン!

舞:どこ!?

ズバァ!

佐祐理:ま・・・まい・・・。

舞:佐祐理・・・佐祐理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

バタッ。

舞:くっ・・・佐祐理・・・。

佐祐理:ごめんな・・さい・・・舞・・・。

栞:あははははははは!!気持ちいいわ・・ゾクゾクするわ・・・。

舞:この・・・イカれ女ぁぁぁぁ!無月散水!!

栞:滅びよ、オーロラ・ブリザード!!

ゴォォォォォォォ!!

舞:うああああ!体が・・・動かない・・。

栞:ふふ・・・凍え死ねぇぇ!

舞:ゆ・・・う・・・い・・ち・・・。

ファラ:燃えよ、灼熱の焔!!ファラフレイム!!

ゴォォォォォォォ!!

栞:うあぁ!炎だと・・・。誰だ!?

祐一:見つけたぞ!栞!

あゆ;栞さん、やめて!

舞:来て・・・くれたのね・・祐一。

栞:ふふ・・・。

カサ・・・。

栞:さっそく、ボスの登場だね・・・。頼んだ覚えがないけど。

祐一:あ・・・秋子さん!?

秋子:見ましたよ、あなたの腕前を。

祐一:どういうことだよ、これは!?

秋子:どういうことでしょうね、うふふ。

あゆ:戦いたくないよ、優しかった秋子さんはどこいったの!?

秋子:お黙りなさいあゆちゃん。

あゆ:うぐぅ・・。

冴姫:見つけたわよ、心剣士・秋子。よくもフィオナを・・・。

秋子:バカねぇ、ついていくあの子が悪いのよ。

冴姫:天使の皮を被った悪魔めぇぇ・・・殺してやる!!

秋子:借りるわよ、栞ちゃん。

シャキィィィィン!

秋子:氷霊剣・ニブルヘイムの切れ味、試してみますか。

冴姫:ヴァンリー!奴に貫け!

ビシャァァ!

秋子:うふふ、魔力を吸い取る事だってできます。こちらから行きます。エレメンタル・スラッシュ!!

ズバァァァン!

冴姫:そ・・・そんな・・。

ずさぁぁぁ!

明彦:冴姫ちゃん!?おのれ・・・シューティングスター!!

キィィィィン!

秋子:残念でした・・・。星の力、頂きよ。

明彦:何・・・。

秋子:食らいなさい、七宝星神掌!!

ズバァ!

明彦:うあああああ!!

バタッ!

ファラ:明彦!?

秋子:傷1つつけてないわよ、情けない子ね。

祐一:秋子さん、名雪を泣かせて・・・そんなにうれしいかよ・・・。

秋子:・・・私はあの子を産んだ覚えはないわ。うふふ・・・。

祐一:・・・誰だよ・・お前、秋子さんは・・名雪の悪口なんか・・言わない!偽者め・・・。

秋子:・・・ここで殺しても勿体無いわ。祐一さん、12月31日になったら、ケリをつけましょう。私が勝ったら、栞ちゃんはバスズになり、みんなは凍りづけになって、世界は滅びます。

祐一:・・・・わかった。

秋子:・・・約束、破らないでくださいね。世界の危機ですからね。

ひゅぅぅぅぅ・・・。

祐一:秋子さん・・・、どうしてしまったのだ・・・。なんで・・・なんで!?

あゆ:祐一・・・くん。

舞:佐祐理・・・・。

みんなを病院に集め、秋子さんのことで話をしていた。

祐一:みんな・・・すまない、カラオケ大会をドタキャンして・・・。

ハヤテ:気にしないでください、祐一さん。

ナギ:トライハルトが病院送り・・・。

祐一:え・・・。

ソウマ:トライハルトに聞いた、秋子っていう名雪の母、包丁で心剣を折れ、みじん切りにされた・・・。気をつけろよ。

祐一:(包丁で心剣を折る・・・・なんて力してんだあの人・・・。)

キョン:勝つ方法は・・・究極心剣しかないな。祐一は心剣出したばっかりだから難しいな・・・。

祐一:どの心剣使っても、力を吸収される・・・。

御熊:すぐ諦めるのかよ!?

ナギ:お、御熊・・・。来てたのか。

御熊:あいつには弱点が1つある、弱点っていうのは・・・自分で探すものだ。ここで諦めたら、みんなの迷惑が掛かる。

ディズィー:祐一さん、諦めずに・・・がんばって。

北川:栞ちゃんは相沢のこと・・・待ってるぞ。

祐一:みんな・・・・ありがとう。俺は・・・。

あゆ:祐一くん、ボクの心剣に使ってもいいからね。

祐一:ばか、お前の心剣は相手を癒す剣だ、倒せなかったら意味ないだろ。

あゆ:うぐぅ、役に立つ時だってあるもん!

祐一は秋子さん以上に強くして・・・修行。

祐一:はあはあ・・・腕立て1万回で腹筋が2万回・・・。ビリーズ・ブードキャンプを24時間やらされ・・・・、すごいメニューですね・・・御熊さん・・・。

御熊:よく耐えたな祐一、俺の弟子はたったの1万回でヘロヘロで倒れるし・・・。

祐一:たったのってなんだ!?腕立て腹筋1万回で疲れないあんたは化け物だよ!

御熊:ははは、次はタイヤ2個をしょって、日本10週だ。

祐一:あっという間に元旦が過ぎるだろ!

御熊:おいおい、俺なんか日本10週走って、2日に帰ったぞ。

祐一:どんな足してんだあんたは!?

御熊:秋子っていう女に勝ちたいだろ?チャンバラで勝負しようか?

祐一:いけるかな・・・。

御熊:秋子と思って、戦ってみろ。

祐一:わかった。行くよ、御熊さん!

ブン!

御熊:籠手!!!

バシィ!

祐一:いったぁぁぁ!

御熊:ばかもん、破れかぶれで振り回すな!落ち着いて戦ってみろ!

祐一:うん!落ち着け・・・相手の動きを読むんだ・・・・。

ピチャァァ・・・ン。

御熊:避けろよ!メキドブレイズ!

ゴォォォォォ!!

祐一:いっけぇぇぇ!

ブン!

御熊:ふっ、俺のメキドブレイズを割るとは・・・もう教えることはない。今のお前なら、秋子を超えることが出来る。

祐一:ありがとう、御熊さん!

御熊:御熊ではない!俺のこと東西南北中央不敗と呼べ。

祐一:おーい、それ・・・言ってみたかっただけじゃないのか?

御熊:ほっとけ。・・・わかってきたか?弱点というのは。

祐一:・・・わかってきたような気がしてきた。

御熊:そか、祐一よ・・・負けるなよ。

祐一:負けないよ。

あゆ:うぐぅぅぅぅ!!大変だよゆう・・・きゃぁ!

ズテェ!

御熊:顔ぶつけたな。

あゆ:うぐぅ・・・、顔が痛いよ〜。

祐一:何が大変だ?

あゆ:名雪さんと香里さんが・・・どっかいっちゃったよぉ〜。

祐一:まさか、秋子さんと栞に会うつもりだ!急ぐぞあゆ!

あゆ:うん。

シャキィィィィン!

あゆ:エンジェルウィング〜。

バサ・・・バサ・・・。

祐一:待ってろよ、名雪、香里・・・。

ゴォォォォォ!!

御熊:気づいたか、秋子はもぅ・・・ここには存在はしない・・・。

祐一:あゆ、名雪はどっちに行った!?

あゆ:・・・・あっ!いた!名雪さん・・・古手神社に向かっているよ!

祐一:古手神社なんかいって・・・・。

どくん!

あゆ:うっ・・・、祐一くん・・神社の中に・・・栞さんがいる・・・。

祐一:まさか・・・あそこに秋子さんが!?

あゆ:行こう、祐一くん。

祐一:無事にいてくれ・・・栞、香里!

ゴォォォォォ!!

ヒュゥゥゥゥ・・・スタッ!

梨花:うぅ・・・・祐一・・・。

祐一:梨花ちゃん!?秋子さんに・・・?

梨花:気をつけろ・・・あの女はそこら辺の心剣士じゃない・・・化け物だ・・・。

あゆ:うぐぅ・・・、秋子さんが化け物・・・怖いよ。

梨花:香里が・・さわられて・・・人質にされてる。

祐一:遅かったか・・・。あゆ、名雪がここにつく前にかたをつけるぞ!

あゆ:はーい!

ガタン!

秋子:ふふ、約束はちゃんと守れましたね。

祐一:栞!?

栞:うぅ・・・・ゆ・・うい・・ち・・さん。

あゆ:本当の栞さんだよ。

祐一:わかってるよ、栞・・・今助けるからな。

栞:・・・助けなくていいの・・・、私なんか生きてても・・・。

祐一:・・・・そんなの関係ねぇ!栞がバスズになっても・・・、俺はお前を・・見捨てない!秋子さん、真剣勝負です!

秋子:・・・覚悟は出来てますわ。栞ちゃん、借りるね。

栞:う・・・うん。

シャキィィィィン!

祐一:あゆ、心剣を出せ!

あゆ:祐一くん、だめだよ・・・。相手が治るだけだ・・。

祐一:いいから!

あゆ:わかったよ・・・。

シャキィィィィン!

祐一:秋子さん、いざ尋常に勝負!

ブン!

秋子:きれいな剣ですね、でも、傷を1つつけれるかしら!?氷牙烈風斬!!

祐一:ここかぁ!

キィィィィン!

祐一:このぉ!

きぃぃぃん!

秋子:やりますね・・・祐一さん。これならどうですか?マジックチェンジ!!

ふぅぅぅん・・・。

秋子:ふふ、わかるかしら。属性。

祐一:わからないけど、斬る!天聖双羽斬!!

ズバァァ!

秋子:う・・・うぁぁ・・・。

祐一:腕を・・・斬った・・・。

ぼと・・・。

あゆ:う・・・うぐぅ!?腕が・・・取れちゃったよ。それに・・・回復しないよ・・。

祐一:わかったんだよ、秋子さんはな・・・俺が風見学園転入する前に再び・・・車に轢かれて死んでしまった。ゾンビになった秋子さんは・・・俺と名雪に・・・言わなかった。そうだろ?

秋子:あたりです・・・。

ぴしゃぁ・・・。

名雪:お母さんが・・・車に轢かれて死んだ・・・?うそでしょ・・・うそだと言ってぉ!お母さん!

秋子:名雪・・・ごめんね・・・。

ずばぁ!

名雪:うぅ・・・。

栞:な・・名雪・・・さん・・。

びちゃぁ!

祐一:名雪・・・名雪ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

あゆ:秋子さん・・・ひどいよ・・・なんで斬るの・・。

名雪:お母さん・・・痛い・・・いたいぉ・・・。

ガスゥ!

秋子:邪魔者はいなくなったわ、続きをしましょう。

祐一:許さん・・・母が娘を斬るなんて・・・絶対に許せねぇぇ!!

秋子:ごみのこと心配してないで闘いに専念しなさい!

祐一:目を覚ませよ・・・、目を覚ましやがれぇぇぇぇぇぇぇ!!ジャッジメント・レイ!!

カァァァァ!!

ドォォォォォン!!

栞:ケホ・・・ケホ・・・。

祐一:栞、しっかりしろ・・・。

栞:お姉ちゃんは・・・向こうにいる・・・助けて。

祐一:香里が・・・。わかった・・・。あゆ、急ぐぞ。

あゆ:うん!

秋子:あの子ね・・・アルテリオンのせいで・・・、あゆちゃん・・・死んでもらいます!

シュン!

あゆ:香里さん、無事でいてくれたら・・・。

栞:ハッ!あゆさん、あぶなぁぁぁぁい!

どん!

あゆ:うぐぅ!!

ぐさぁぁぁ!

祐一:栞・・・なんでだよ・・なんでだよ!?

栞:祐一さんと・・・あゆさんが・・・生きててくれたら・・・私は・・・。

秋子:外したわね・・・うふふ。

祐一:秋子さん、生きてちゃいけない・・・人間なんだよ!!

秋子:ほざけ小僧、敗者の情けをかけるのか?

祐一:敗者だと・・・、けんかの弱い女の子を殺しといて・・敗者だと!?見損なったぞ秋子さん。

秋子:黙れ・・・黙れ黙れ!死ねぇぇぇぇ!!

祐一:遊びでやってんじゃねぇぇぇぇ!!

カァァァァ!!

秋子:うっ・・・この力は・・羽・・・。

名雪:あれ・・・傷が・・塞がっていく。

祐一:人の心を大事にしない心剣士になって、何になるって言うんだ!?

秋子:心剣士はね、絆がなくなってしまえばただのごみよ。

ガシィ!

名雪:祐一を・・・殺させない!

ガシィ!

梨花:祐一、ぐさっといけ。

秋子:くっ・・・なぜだ・・なぜ小僧を・・・。

祐一:分かるまい、心剣をおもちゃのように捨ててる秋子さんには、みんなの絆が・・・・沸いてくるんだよ・・。

秋子:みんなの絆で・・・この私を倒せると思うか!

あゆ:祐一くん、あれみて!?

祐一:!?

カァァァァ!

あゆ:氷霊剣・・・じゃない。なんなのこれ・・・。

祐一:栞・・・そうか・・・結ばれちゃったか。栞の心・・・借りるぜ。

しゃきぃぃぃぃん・・・。ぴと・・・ぴと・・・。

あゆ:きれい・・・、これ一体なんなの?

梨花:究極心剣よ、栞を・・・大事にするのです。

祐一:あったりまえよ!行くぞ!

スタタタタ!

秋子:どけぇぇ!

ドォォォォン!

名雪:うああああ!

梨花:祐一ぃぃぃぃぃ!

秋子:あははははは!消えろぉぉぉぉぉ!

祐一:栞、もっかい・・・俺の似顔絵・・描いてくれよ。この闘いが終わったらな!!

名雪:祐一・・・。

あゆ:祐一くん・・・。

真琴:祐一・・・。

舞:祐一・・・。

佐祐理:祐一さん・・・。

梨花:祐一・・・。

ディズィー:祐一さん・・・。

トフィー:ゆうやん。

メイ:祐一!

北川:相沢!

香里:相沢くん・・・。

栞:・・・祐一・・さん。

祐一:相沢流最終奥義・カノン!

ズバァァァン!

秋子:祐一・・さん・・・私・・・戦えて・・・本当に嬉しかった・・・。あり・・・がとう。

ひゅぅぅうぅ・・・。

祐一:・・・あばよ、秋子さん。

名雪:うん、私・・・悲しくないから。

あゆ:いけない祐一くん、あと5時間しかない。栞ちゃんの心象世界に行かないと。

祐一:5時間なら、まだ間に合うさ。栞、お前の心の世界・・・見るぞ。

カァァァァァ!

ぱりぃ・・・ん。

祐一:ここが・・栞の心象世界か・・・。水晶ばっかだな・・・。氷霊王・バスズはどこかにいるはず・・・。

???:ぐすん・・・お姉ちゃん・・・。

祐一の前に・・・小さな女の子がいた。栞に似ている。

祐一:どうしたの?こんなとこで泣いて・・。

???:ぐすん・・・じつはね・・お姉ちゃんとはぐれちゃったの・・・。

祐一:迷子か・・・手伝ってあげようか?

???:本当に手伝ってくれるの?お兄ちゃん。

祐一:(栞に似てるな・・・。)

バスズ:名前いうの忘れちゃった。私はバスズ。みんなに氷霊王って言われてるの・・・。私、悪い子じゃないのに・・。

祐一:(この子が・・・バスズか。悪いことしない子に見える・・・。

バスズ:お腹減ってきたから、アイスでも食べよう。

祐一:(アイスって・・・。氷だらけの世界でよく食えるな・・・。)

バスズ:お兄ちゃんも食べる?

祐一:いい、ここ寒いし・・・。

バスズ:寒いの嫌いなんだ・・・。

祐一:落ち込むとこか・・・、キミのこと嫌いじゃないよ。

バスズ:嫌いじゃない・・・よかった・・・。

祐一:探すか、あんたのお姉ちゃんを。

バスズ:うん!

道が3つ分かれていた。

祐一:3つか・・・1つは安全で2つは地獄だな。

バスズ:お兄ちゃん・・・。

???:ゆ・・・・う・・・い・・ちさ・・ん

祐一:聞こえる・・・俺の名前を呼んでいる・・・。バスズ、真ん中だ。

バスズ:真ん中ね、間違ったらやーだからね。

祐一:間違ってたら祟るなり恨み殺すなりしてくれ。

バスズ:あぅ・・・、そんなこという人、嫌い・・・。

祐一:(久々に聞くな・・・それ。)

ふぅぅぅん。

祐一の前に・・・秋子の幻が現る。

祐一:あ・・・秋子さん・・?

バスズ:うぅ・・・もう帰ろう・・。私・・・怖いよ。

祐一:バスズ?

バスズ:やー!帰らないと・・・あの人にいじめられる・・・。

祐一:なんでいじめられるの?

バスズ:ここに来てたの・・・あの人が、言う事聞かないと、心象世界を壊すって・・・ひどいこといったの。

祐一:(栞を狂わせたのは、秋子さんのせいだったのか。)怖がってちゃだめだ、お姉ちゃんに会いたいだろ?

バスズ:・・会いたい・・・、お姉ちゃんに会いたい!

祐一:会いたいか、秋子さんを気にせず、前に進もうぜ。

バスズ:うん!

スゥゥゥゥ・・・。

祐一:(秋子さんにいじめられるとは、かわいそうな氷霊王だな。)

???:ゆ・・・う・・いち・・さん。

バスズ:聞こえる、行こうお兄ちゃん!

祐一:(お姉ちゃんって・・・もしや!)

祐一は疲れるほど、前に進んだ。祐一を呼ぶ声は・・・。

祐一:栞ぃぃぃぃぃぃぃ!!

凍りつけになっている栞がいた。

祐一:栞・・・今助けてやるから・・・。

バスズ:だめだよお兄ちゃん、それに触れたら・・・凍っちゃうよ。

祐一:くそ・・・どうすればいいんだ・・・。

セレスティア:(祐一、栞を起こして・・・。)

祐一:ハッ!女の声・・・。

バスズ:お兄ちゃん?

祐一:バスズ、一緒に栞を起こそう。大きい声でな。

バスズ:うん。お姉ちゃん、朝だよ!!おきてぇ!

祐一:栞!!俺は・・・俺はお前のことが・・・好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

バスズ:お兄ちゃん・・・。

祐一:栞、いますぐ結婚しよう。年下とか年上とか関係ない!お前が・・・お前がほしいいいいいいいいいいいいんだぁぁぁぁぁぁぁ!!

ビシィ!バリィィィィン!!

栞:ありがとう・・・祐一さん・・・。

ガシィ!

祐一:栞・・・、1人で寂しかっただろ・・・。ずーとずーと・・・そばにいてやる。

栞:うん、私・・・幸せ・・・。

バスズ:・・・・お兄ちゃん、お姉ちゃん、おめでとう。

祐一:バスズのおかげだよ。

バスズ:・・・ここでお別れだね。お姉ちゃんのこともいっぱいいっぱい・・・お話したかったな。

栞:・・・おいでよ、寂しくなったら・・・私の心象世界においで・・・バスズ。

バスズ:お姉ちゃん・・・うん!

祐一:いい子になるんだぞ。バスズ。

バスズ:お兄ちゃんも、浮気しちゃダメだからね。

祐一:ばか、しねぇよ。

バスズ:えへへ・・・、お幸せに・・・。

ヒュゥゥゥゥ・・・・。

栞:・・・家に帰りましょう。祐一さん。

祐一:だな・・・。

栞:あ、もう12時になっちゃったね。元旦パーティがめちゃくちゃに・・・。

祐一:戻ろう、もう始まってる。

栞:え・・・はい!

祐一と栞は心象世界に出た。みんなの声が・・・聞こえる・・・。

あゆ:栞さん、祐一くん、おはよう・・・。

祐一:んん・・・あれ?ここどこだ?

あゆ:梨花ちゃんの家だよ。

栞:あれ・・・傷がふさがってる・・。

ソウマ:うっす、あゆの心剣って便利だな。治してやったよ。

あゆ:ソウマくんにお礼しないとね。

栞:ありがとうございます。

トライハルト:おきてたのか、祐一だったな。みんな待ってるぞ。

祐一:わかってるよ、トライハルト。

栞:祐一さん、何をお願いするの?

祐一:そうだな、栞の胸をもっと大きくするように願おうかな。

栞:もぅ・・・、そんなこと言う人、嫌いです。祐一さんは胸が小さいの嫌いですか・・?

祐一:どっちも好きだ。あははは!栞は何をお願いするの?

栞:秘密です。

祐一:教えろよ〜、ケチケチせずに。

コチョコチョ・・。

栞:あは・・あはは!子ちょこちょしないでくだはい・・・。あはは!

トライハルト:・・・いんくちゃんをこちょこちょしたい・・・。

ソウマ:怖い奴だな、お前は。

古手神社で元旦パーティが始まり、大勢のみんなは楽しそうな顔をしていた。祐一と栞は手を繋いで、お願いをした。

栞:(私と祐一さんがお爺ちゃんお婆ちゃんになっても、ずーと幸せにいられますように。)

そして、春になり、祐一と栞は結婚をした。ウェディングドレスを着た栞は・・・なんだか美しいと祐一はみてる。

ゼロ:結婚おめでとう、祐一、栞・・・。

バスズ:ゼロ、綺麗だね・・お姉ちゃんのウェディングドレス。

ゼロ:綺麗だな、バスズ・・・栞に会ってきなよ。

バスズ:いいの、ずーと見る方が・・楽しいもん。

ゼロ:そっか。んじゃ、ボクは見に行くとする・・。

ガシィ。

バスズ:やっぱりいく・・。

ゼロ:どっちだよ・・・。

カラーンカラーン。

北川:相沢ぁぁぁぁ!結婚するなんてうらやましいぞぉぉぉぉ!

香里:相沢くん、栞を傷つけちゃだめだぞ。

祐一:わかってるよ姑さん。

香里:姑っていわないで・・・。

あゆ:うぐぅ、祐一くんが栞さんと結婚するなんて。

名雪:落ち込まないであゆちゃん、また探せばいいぉ。ファイト!

あゆ:うん。

北川:香里ぃぃぃ!俺と結婚してぇぇぇ!

バキィ!

香里:誰があんたと結婚するか!ばか!

北川:ひ、ひど・・。

祐一:栞・・・。

栞:祐一さん・・・。

カラーン・・・カラーン・・・。

祐一と栞の新たな生活が始まった。

THE END


後編はかなり長かったです。最初はあゆにしようかなと思いました。でも、私は栞が好きなので、物語を書きました。秋子さん、残虐すぎです・・・怖すぎ。心象世界のシーンはちょっとゼクティの心象世界に似ているかも。
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トライハルトと小神 あきら

らっきーちゃんねるのゲスト(?)のトライハルト、あきらもびっくり!みのるはいまごろロッカーで閉じ込められたかも。


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2007.08.31 Fri l Tales of Shining Blader特別小説 l COM(0) l top ▲

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